ゆるゆる企画7月
夏の自由研究
「小玉久仁子、何人にお店のお誘いを受けるか」
ぼそっとつぶやいたこのツイートから始まった今回の企画、
決して男性の格好をしているわけでもないのに、
もう分かりやすく言ってしまいますが、
「キャバクラ」や「風俗店(男性用)」の声がけをされる小玉さん、
偶然なの?必然なの?の調査研究のために行われました。
行ってまいりました。
夜の街といえばココ新宿歌舞伎町!
金曜の夜ということもあって賑わっておりました。
さあ、これから2時間、研究に勤しむぞ!と気合を入れて一歩足を踏み入れた途端、
人混み中からスッと若いYシャツの男性が
「お店どちらにします?」
これでもかと腰を低くして第一号さんのアプローチ。
でも待てよ、お兄さんは「お店」としか言っていない。この辺りは飲み屋も多いし
もしかしたらもしかしたら夢の「キャバクラで働きませんか?」かもしれない。
そんな不思議な希望を込めて「何のお店?」と聞いたところ、
「なんでもありますよ〜、キャバクラ?◯きキャバ?」
はい、アウトー!
てか声聞いても気づかないか。そうか。
「あの、女ですけど・・・」
「え?あ?嘘でしょ〜ウソホント?」
ハイ、ここ大事。テストに出ますよ〜。
自分を男性と間違えて声をかけてきた客引きさんの「女ですけど」に対する第一声は
ほとんどこれでした。
というか、みなさん声聞いてもわからないのね。
研究を開始して3分も経たない内に目標の「0」達成がダメになり、
ちょっぴり落胆して歩みが遅くなった途端、来るわ来るわお誘いが。
念のため、同行してもらってた方に風景写真として撮ってもらったものに
けっこう現場が映ってましたね。。。
もちろんモザイク処理させてもらっております。
結果、30分で8名の客引きさんに女の子のお店のご紹介を受けました。
あまりの勢いに自分の精神が心配(冗談ですよ笑)になり、30分で切り上げました。
結果予想アンケートでは「2〜3人」が43%でほぼ半数を占めておりましたが・・・
なんだかごめんなさい!そして「0」なんて豪語してごめんなさい!
8人でした!しかも30分で!
もう2〜3人を超えた時点で「男に間違えられる」せつなさは消えてなくなり、
客引きさんと小玉の間でどんなコミュニケーションが成されるのか、
真実を知った人間はどんな行動に出るのか、そんな研究者としての小玉がそこにおりました。
そんな小玉が覚えているやり取りをいくつか記しておきます。
case1.「陽気な外国のお兄さん」
「お店探してる?かわいい娘たくさん知ってるよ」
「あ、女ですので大丈夫です」
「えーっウソだぁ〜っ、え?ほんと?」
「あ、はい」
「わーっ、えー分かんない(今も)分かんない。へ〜」
と混乱しながら去っていくお兄さん
case2.「客引きさん集結エリアにて」
まず1名の熱い視線、ののち2人目から話しかけられる
「お店あるよ。何がいいです?」
「女ですので・・・」
「えっ、あ、そうなのっ、そういう?」
そういう?ま、いいか。(その場から去る)
※後から同行者に聞いたのですが、最初の熱視線の1人目が、私が去った後、
2人目に「どっち?どっちだった?」と聞いていたのだそう。
気づいてくれたのはこの人くらいということになる。。。
case.3「しつこくて軽い若人」
「お店どちらがいいスか?キャバ?」
「や、いいです」
「あ、お兄さんホストか!」
「や、女です」
「わ、マジっスか!や〜、イケメンだから〜。じゃあ、ホストクラブ案内しますよ?」
「いらないです。」
この無茶な舵切り。若さかな。
case.4「ベテラン風ミドル」
「お兄さん〜」
立ち止まる。
「お店どちら?おっぱいどう?」
おっぱいは心もとないですけど一応所持してます。言わないけど。
「や、女なんで」
「えっ!?女の子?あららら〜ほんと〜〜〜」
ベテランさんの方が女の子みたいになってますよ笑
などなど。
女だとわかった途端、みなさん一様にすごく優しくなるのですよね。
びっくりすると人は優しくなるのかもしれないと少し思いました。
そして、番外編として、ホストクラブエリアにも突入してみましたよ。
・・・。
うん、分かってはいましたが、全くお店のお誘いされませんでした。
以上です。
研究の結果、「偶然ではない」ということがはっきりしましたので、
これからはどうにか誇りにして生きていきたいと思います。
ご清聴、ありがとうございました!