最終日!祭りの終わりはいつだって寂しい。

4/30。
現在19.5点。
お皿獲得まで、残り5.5点。

稽古も大詰め、今回の大作(仏壇のイラスト)にも着手し、いよいよ余裕がなくなってきた小玉さん。
しかし、シールの事を一瞬たりとも忘れることはありませんでした。

ゆるゆる企画4月号
「ヤマザキ春のパン祭りでお皿をゲットする」
お祭り最終日。

むしろ、ある思いは一層強くなっていきます。
「私は今、本当にお皿をゲットしたいのだろうか」
みんなの協力無くして、たったの数日でこんなに点数を集めることなんて到底出来なかった。
100円そこそことはいえ、小玉のおバカな企画の為にお財布を開けてくれたのだ。
そんなみんなの愛が詰まったこのシール台紙にこそ、素晴らしい価値があるのではないかと思えてきたのです。

そんな思いを抱きながら、稽古に向かう道すがらのコンビニへ。すぐに目に飛び込んできた
スターウォーズのランチパック握りしめレジへ。
店員さんに「毎度ありがとうございます」と言われた気もするが、気もそぞろで応えることは出来なかった。
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稽古場に着くと、
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ほら今日もまた一人。
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そしてまた一人。

「このままだと点数が集まってしまう。そしてこのシール台紙はシンプルなお皿に姿を変えてしまう(まぁまぁいい物なのだろうけど)。」

いつしか、「集まらないでくれ」と祈る自分がいました。
気がつくと、シール台紙には24.5点分のシールが貼られている。
ダメだ、もう集まってしまう。
稽古も休憩に入り、みんなが疲労回復の為にカロリーを摂取する時間がやってきた。
シールが集まってしまうことを恐れ、稽古場の隅で目立たぬようランチパックをかじっていた私に近づく足音。
ついに来たか。
諦めと共に、重い頭を上げた私の目に飛び込んできたのはこの笑顔。
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ま、まぶしい!
あきちゃん!
そして彼女はこの後、私のもやもやを一気に吹き飛ばす一言を放ったのです。
「お皿、楽しみですね(パアァ)」
パアァは、私の目にはっきり見えたあきちゃんこと小野川晶ちゃんの後光です。

楽しみ。お皿が楽しみ。。。
そうか、そうだった!
みんな、お皿が楽しみで、というか25点、約2500円かけてもらえるお皿どんなもんじゃいという興味で協力してくれたんだった!
お皿に変えないと、お皿をゲットしないと全く意味が無いんだった!
なんでこんな大事なことを忘れてしまっていたんだろう。
きっとみんなの「ほらよ、シール。別にお前の為じゃないからな////」をツンデレだと都合よく勘違いして勝手にじんわりしてたからだろうな。いや、もちろんそういう側面も少しはあっただろうけどね。うふふ。

かくして、あきちゃんの1.5点で26点!お祭り最終日にしてバッチリ集められたのであります。
協力って尊い。
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みんなありがとう!

さて、いつ交換にいこうかしら。
どんなお皿なのかしら。
4月完結編はまた後日。

あぁ、まずい、5月が終わる!

4月号、ようやく完結編

大安の日に交換したい。
そう思ったが、時すでに遅し、
大安は2日前でしたよ。。。

ゆるゆる企画4月号
「ヤマザキ春のパン祭りでお皿をゲットする」
5/5こどもの日。

GW終盤。
ホチキスにとっては全く関係なかった今年のGWなわけですが、濃密な、忙しくも楽しい時間を過ごしておりました。
それ故、
4/30にシールが集まった安心感で交換するのをすっかり忘れ、
気がついたら5/5。

危ない危ない、交換期日は5/10。

大安交換は逃したけど、思い立ったが吉日ということで、
シール台紙を握りしめ、稽古場最寄りのお世話になったコンビニへ。

いや、ちょっと待てよ。
こちとら紙っぺら一枚でフランス製のラグジュアリー(?)なお皿と交換しようというのだ。
もしかしたら、そう簡単にコトが進まないかもしれない。
コンビニまでの道のりで、シール台紙を落としてしまうかもしれない。
台紙を渡した店員さんが、忙しさのあまり失くしてしまい「え、受け取ってませんよ?」としらを切るかもしれない。

そんな小玉の過剰な心配症の犠牲になった、
村上まーくん、小野川あきちゃん、斉藤まいこちゃん。
証人三人を引き連れていざ入店。

ここからは、証人三人によって撮影されたちょっと緊張気味の小玉が続きます。
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誰もいない。
オフィス街にあるコンビニのGWはこんなものなのだろうね。
ヤマザキパンを取り扱っているお店ならどこでも交換可能ってことだけど、ちゃんと置いてあるのかしら。

心配に拍車をかけつつ、入り口からレジの間でシール台紙を落とさないように脇目も振らずまっすぐレジへ向かう。
クールな面持ちの店員さん。GW出勤ご苦労様でございます。
「あの、こr
「あ、はーい、ちょとお待ちくださいね」
食い気味、というより脊髄反射なタイミングで、台紙をパシッと受け取り、ほぼノールックですぐそこに置いて奥へ。
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えっ、点数確認とか大丈夫なんですか?
「あー、1点多いですね。どうしますか?」「あー、あと24点でもう一皿かぁ〜、どうしよっかな〜って無理無理(#^.^#)」みたいなノリ突っ込みとか練習してたよ?や、してないけど。
こうして、思い入れが詰まったシール台紙との別れは、かくもサラッと、悲しむ間も与えられず一瞬で終わってしまいました。

いやぁでも、こういう時ってやっぱりワクワクするもんですね。
一刻も早くお目にかかりたいという気持ちで、レジ前から身を乗り出して奥の店員さんの様子をうかがう小玉さん。
お、なんかゴシゴシしている。…埃が付いているのかな?あ、箱とかではなくて、コンビニのビニール袋に直接、へぇ、入れるのね。

「こちらどうぞー」

うん。そりゃ感動の出会いとかそういうのは期待してたわけじゃないよ。
でも、あまりにもサラッとさっぱりしていたのでね。
そのサラッとさたるや、店員さんに「テープでいいですか?」と言われてお皿にぺたっとテープ貼られて皿のまま渡されるんじゃないかという感じだったのでね、
証人含め4人しばし固まる。
の後、
「小玉さん、写真写真」
ああ、そうだったありがとう。
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この時、証人みんなで写真撮れば良かったなぁ。
コンビニ袋に入ったお皿、ビジュアル的におもしろかたもんなぁ。

稽古場に戻ると、
みんなやっぱり気になっていたのかワラワラと集まってきた。なので、早速お披露目。
「あ、へぇ意外と大きいんだね」
「あ、コンビニの袋に入れるんだね」
「あ、フランス製って書いてあるね」
言葉の頭の「あ、」が物語る、期待と現実の落としどころ。
私、なんだかちょっぴり切ない気持ちを味わっていると、
「あ、でもスベスベしてる」
「あ、うんホントだ裏側スベスベ」
「あ、うん、なんか気持ちいい」
このシンプルな真っ白いお皿、裏側が陶器特有のツルツルではなくて、なんだかサラサラスベスベしている。
みんな、高級陶器の目利きができないないなりにもそこらへんに「フランス感」と「2500円感」を感じることにしたようだ。

何はともあれ、これで完結!
というわけでみんなで記念写真。
やっぱり一番前は、輝かしい3点シールをくれたひろさんよね。
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なんだか思いも寄らぬみんなの愛も貰えたし、なんだか私はこのお皿が気に入ったしで地味だけどステキな企画だったな。
いい写真じゃないのさ。

後日談。
今回のホチキス、一応幽霊を取り扱うお話ということで、お祓いをしたのですが、
そこで活躍したのがこのお皿!
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シチュエーション的にもバッチリだったのでね、盛り塩させていただきました。
気づいた方いるかしら(#^.^#)?

今は、私のカレー皿として活躍しております。

長々とお付き合いありがとうございました。
もう5月も月末ですね。
5月の企画は、月末に執り行なわれます。事前に発表!できるかな。

あと4日だけど5月号!

今月も気付けば月末。
公演もひと段落ついたと思ったら、
イラスト仕事やら何やらバタバタと。相変わらずです。

ゆるゆる企画5月号。

5月あと4日しかないじゃない。
そうあと4日なんです。

そろそろ休んだりしたいわ。
そう、今月はご褒美企画です。

なんか癒されたいわ。
大いに癒されましょうよ。

とどの詰まり馬面馬好き小玉、馬に会いたい。
会いに行きましょうよ!!

というわけで、
ゆるゆる企画5月号。

「日本ダービーに参戦!馬を見る目を養う」

です。
▪️競馬初心者というかギャンブル初心者
▪️ギャンブルよりも馬目的
▪️そもそも勝ちたい欲が足りない
▪️でも馬への愛は人一倍
▪️日本ダービーは来場者10万人以上
▪️日曜日は雨

前途多難。
でも障害があった方が燃えるし。
馬のためなら頑張れるし。

カッパ買おうカッパ。
そして勉強!ダービーって何だ。

ゆる企5月号まとめズラーッと

ゆるゆる企画5月号。
「日本ダービーに参戦!馬を見る目を養う」

経過報告は随時ツイッターで行っておりましたが、こちらでは何もアップしていなかったので、
結果のみだけど、ズラーッと載せてみようかと思います。
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決め手はとにかくパドックでの様子。美しい筋肉とやる気が感じらる筋肉をひたすら選びました。
まぁでも、パドックに集まってきてる玄人さんぽい方の「あいつ今日いける」等のつぶやきに左右される事もありましたね。あと名前…。
勝負師達の言葉には嘘が無く、そして相当な覚悟があって、情熱にあふれてて。
レースの最終コーナーからのあの歓声というか雄叫びは、もうそれで電気が起こせるんじゃないかと思うくらいの圧倒的な何かがありましたね。感動。

<全レース記録>
※★当たり!
※メモ書きを起こしているので名前を間違えているかも

▪️1R
【単勝(馬名/順位)】
サノタイクーン/3
スニップレイ/12

▪️2R
【単勝(馬名/順位)】
ラミアカーサ/1★
プルミエプリ/14
【複勝(馬名/順位)】
カゼニモマケズ/6
ワル/5

▪️3R
【単勝(馬名/順位)】
エフティベス/4
クールエイジア/9
【複勝(馬名/順位)】
ラストルシファー/2★
マリーズラン/5

▪️4R
【単勝(馬名/順位)】
トワエモア/11
メイスンビーナス/16
【複勝(馬名/順位)】
マートンパーク/2★
スマイルハッピー/14

▪️5R
【単勝(馬名/順位)】
ルールソヴァール/4
ダイメイコンドル/7
【複勝(馬名/順位)】
モーニン/1★
ジャジャンケン/12

▪️6R
【単勝(馬名/順位)】
カシノリノ/9
テイエムスサノオー/16
【複勝(馬名/順位)】
マイアベーア/1★
サダムリスペクト/8

▪️7R
【単勝(馬名/順位)】
フィラーレ/4
シャークベイ/6
【複勝(馬名/順位)】
アベルトゥーラ/1★
トウカイマインド/9

▪️8R
【単勝(馬名/順位)】
リノリオ/5
エルヴィスバローズ/8
【複勝(馬名/順位)】
ルミナスウォリアー/2★
シュンドルボン/15

▪️9R
【単勝(馬名/順位)】
ハドソンヤード/13
ラブラバード/14
【複勝(馬名/順位)】
オコレマルーナ/6
カナロア/4

▪️10R東京優駿G1
【単勝(馬名/順位)】
ドゥラメンテ/1★
サトノクラウン/3
レーブミストラル/9
【複勝(馬名/順位)】
リアルスティール/4
アダムスブリッジ/17
ベルラップ/15

▪️11R
【単勝(馬名/順位)】
ジェネシスロック/1★
トランザムスター/10
【複勝(馬名/順位)】
ノッキングオン/12
アキノアッパー/13

▪️12R
【単勝(馬名/順位)】
ダービーフィズ/6
ステラウィンド/12
【複勝(馬名/順位)】
レコンダイド/2★
ファタモルガーナ/3★

単勝…1位を当てる
複勝…1〜3位を当てる

単勝と複勝の2点勝負、
賭ける金額も一頭最高200円という勝負師にあるまじきスタイルでしたので、金額的な勝負というところでは、まぁ負け越した感じです(#^.^#)。
こうやって見てみると、複勝の方が当たってる…まぁ当たり前だけど、単勝の方はかなり順位が下…。単勝の「1位しか当ててはならぬ」プレッシャーで冷静な判断ができなかったのかしら。
度胸が足りぬ。
10RG1、パドックでのドゥラメンテは、ちょっとギャラリーが心配するほど猛っており、
経験者から言わせると「興奮気味でそんなに良くない状態」だったらしいのですが、
素人目には「勝つわ!当たり前じゃ!」の気迫で他の馬に目がいかない感じでしたので、即決でした。
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本当に、馬の中の馬をこれでもかと堪能しましたので、この上なく幸せな1日でした。

さ、6月号は今週日曜日!
雨天なのか、雨天決行なるか。

ゆる企6月は馬に乗る!

ゆるゆる企画6月
「愛が溢れ過ぎた小玉、馬に乗る」
運命の初乗馬の日、6/28より遡ること3日前、
天気予報のサイトに衝撃的な記事がアップされました。
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今年一番⁉︎
今年もう半年経ちますが、結構な豪雨とかありましたよ?
・・・まぁ梅雨ですもんね、一年で一番雨量の多い季節ですもんね、
ただの豪雨では面目立ちませんて。あーそうですかーこれは完全に中止…
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これだもの!!
そういえば、5月号のG1参戦企画の時もバッチリ雨予報で当日晴天、
しかも最高気温更新の仕打ちでした。そうでした。

ありがたや。何はともあれまずは感謝からはじまった1日。幸先良い。

予定より早く到着してしまったため、近くの観光スポットを検索。
「御胎内清宏園」
「胎内」の文字にどんなもんかなと惹かれ、早速向かう。
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公園入り口のチケット売り場でおばさまが、公園パンフレットを指差しながら、
「ここね、中腰で入るタイプの洞窟だから。中暗いから明かり持って行った方がいいよ」
と聞いてもいないのに教えてくれた。
洞窟があるのか。
中腰で入るタイプの洞窟というところがなんだかわからないが引っかかるな…。
洞窟自体というより、中腰で入るタイプの「タイプ」部分がなんだかわからないが玄人感を匂わせる…。腰で履くタイプのジーパン、振って泡立つタイプのリキュール、側面発光タイプの薄型リフレクター、、、

…まぁいいか。中へ入ると新緑の青葉眩しい森林公園。
野鳥の森や、溶岩窟など見所もなかなかたくさん。
胎内にかけているのだろう、父の岩、母の池といった比較的最近名付けられたのかなと思われる見所が。しかし、父が岩、母が池というだけでもう十分なほど伝わるものがあるのに、母の池の噴水は…あの噴水は必要だろうかいや明らかに最近設置されたものこれはあのさすがにあのまあいいか。

そうこうしているうちに、件の洞窟に到着…
これは…
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無理!暗!せま!そして洞窟の中からただならぬ冷気…!
わたくし、こう見えてお化け屋敷に入れません。ナンジャタウンのお化け屋敷ゾーンですら悲鳴&腰抜かしの体たらくです。
しかし、「胎内」の名前の力でしょうか、絶対無理だと拒否する理性とは裏腹に中へと進もうとする足。気づくと、中腰で白い息を吐き、携帯ライトを握りしめ洞窟の中にいる私がおりました。
今でもなぜ入れたのか信じられません。

真っ暗かと思いきや、所々間接照明くらいの明かりがついていて、
名前の付いた溶岩が照らされています。うんありがとう、余計怖いよね。
しかも中腰だけならまだしも、洞窟の中は至る所から水が滲み出していて、下はほぼ水たまり。
足場がおぼつかない!そしてただならぬ冷気、心なしか空気も薄い気がする。
頭の中でリフレインされる「中腰で入るタイプの洞窟…」あの玄人感はこのガチンコシチュエーションから来ていたのか…。
そんなことを考えながら、そして恐怖と戦いながら歩くこと2時間半(注:体感時間。本当は5分くらい)、
私は目の前の光景に愕然とした。

そこには、
今までの半分くらいの高さにまでせまくなった洞窟が。
どうやっても中腰では無理だ。無理ですおばさま。ハイハイで入るタイプです。
ハッ、二足歩行からハイハイへ、胎内を歩くことで誕生間際の人間の姿まで戻っていく、
つまり人生を遡るということなのかとよくわからない悟りを開きかけた頭を冷静に戻し、
水に濡れることだけは避けるべく膝を浮かせた筋トレハイハイ状態で進む。

これは…かなりキツイ…。

この頃には、暗所の恐怖心は無くなり、オロナミンCのCMよろしくいきさつのよくわからない危機一髪シチュエーションを乗り越えるため、ファイト一発モードとなっておりました。
もう、なんでも来いです。

あれから半日たったでしょうか(注:体感時間です。実際には8分くらい)、
ふいに人工的な明かりとは違う光が見えた気がしました。
出口だ!
息も絶え絶え、最後の力を振り絞ってその光の場所へたどり着くと、そこには信じられない光景が広がっていました。

洞窟が…、自分の膝くらいの高さまでせまくなってる!

まさに最後の難関に相応しい狭さ。
この難関をクリアできなきゃ産まれ出てからの人生なんて到底渡っていけないとでも言いたいのかという狭さ。
よし、こうなったらもう行ってやろうではないの。
乾いた膝などくれてやるわと水たまりにズッシャアと膝をつけ、もちろん両手も濡れた溶岩石をむんずとつかみ、なんだかもう匍匐前進状態で突き進む。なおもリフレインするおばさまの
「中腰で入るタイプ…」

出口を出た途端、眩しい日中の光に驚き(体感具合ではもう外は夜だと思っていたので)、
外界の温かさにありがたみを感じ、なんだかわからないが軽く生まれ変わった気持ちになりました。
思わず、隣にあったお堂に手を合わせありがとうございましたの意を表し、
洞窟に入るところからここを去るまで写真を撮ることは一切なくその場を後にしました。

今になってみると、おばさまの「中腰で入るタイプ」は壮大な前振りだったんじゃないかと思うのです。
気にしなきゃいけなかったのは「タイプ」ではなく「中腰」。
なるほど。
でも、いい体験しました!おばさまありがとう!

そして、馬に乗る前に終わるっていうね!さて次回、ついに馬が馬に乗ります。

ゆる企6月は馬に乗る今度こそ乗る

ゆるゆる企画6月
「愛が溢れ過ぎた小玉、馬に乗る」

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いよいよです。
なんだかステキなところ。
子供キャンプが行われてて子供たちがわいわいしております。

「ここで座って待っててください」と通された、練習場に併設されたロッジ風の見学席で
気持ち良い風にあたりながら、さっきの洞窟やこれからのことを考えていると、
背中から何やら奇声が。
振り返ると、小さい子供二人が、ロッジの柱にかぶりついてこちらを見ながら穏やかに奇声を発している。
「気持ちは分かるがおチビちゃん達、当方は馬ではございませんよ」
そうジェントルにお伝えしようと思いましたが、
こんなステキな場所で、小さい子供のファンタジーを壊すことはなかろうとニッコリ微笑んでやり過ごしました。

そうこうしているうちに、広場に動きが!
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来たーー!!馬!

でかい!かっこいい!
あれよあれよと総勢6頭、みんないい顔しております。
時間を忘れ、目の前の筋肉にキラキラしていると、
「さ、早速乗りますよ」
あ、はいすみません。よろしくお願いします!
座学的なものは全くなし。必要なことは乗ってからお話しますのスパルタぶり。いいね!

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ミーハーなので格好から入る。よし。

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そしてこちらが今日小玉がお世話になるイケメン、トレジャーくんです。後ろ左足首だけが白い、細マッチョのイケメ…あ、ごめんなさい写真に夢中でした、あ、ここにね足をかけてね…

乗っちゃった!馬の背中に乗らせていただけた!
はい、もうここからは写真がほとんどありません。
ながらスマホはいけません。というかできません、ながら。

なかなかの車高の高さ。そして、乗った瞬間一番はじめに思ったこと、
「落ちないでいられる自信が全くない!」
両足はガッツリ馬の背中にまたがっているけど、上半身の拠り所はどこにもなし。
手は手綱と鞭を持っているけどこれは馬に指示を出す為に持っているから支えにはならない。
動くものに対して、腰一点だけでバランスを取るのね!
なるほどこれは怖いぞと体がこわばったところを見計らってか、先生を乗せた馬が前進。
「両足でお腹を蹴ってくださいね〜」
前進⁈蹴る⁈先生、まだ私だけなぜか持たされたこの鞭の説明すら聞いてませんがけ、蹴るんですか?こんな可愛い子をけ…
「もっと強く蹴ってくださいね〜」
いやぁもうこれ以上は!親の仇くらいの思いで蹴ってますって先生、ていうか止まってるこの状態でもうなんか落ちそうですけど動き出したら派手に落馬すると思いますがそれはデフォルトですか?経験から学べってことですか?そうなんですね?ならいきますけど!セイヤァ!ふわあああ歩き出しました先生、じゃあ派手にいきま…

せんね…

あれ?むしろ安定してきた。
落ちる気が全くしない。
不思議な体験。
馬という動物の背中部分にまたがって乗っているという感覚から、馬と一体になって地面を歩いている感覚へこんな一瞬でシフトチェンジできるなんて。
馬は人間の3歳児くらいの知能しかないと言われているようですが、トレジャーは明らかに小玉を背中に乗せて歩き出す瞬間に
「あぁ、この感じね。ラジャー」
てな具合に自分に色々合わせてきた感じがしたのです。
それによって不思議なことに、私も「あぁ、これ知ってるわ」という感覚に変わったみたいな。
むかしむかしから人を乗せてきた馬のDNAによって、むかしむかしから馬に乗ってきた人間のDNAが覚醒したみたいな。

馬の上でロマンティックに浸っていた小玉さん、気付くと先生はもう随分先に。
「あんまり間隔をあけないでくださいね〜」
あ、すみません、そうでした。まだ歩く馬の背中に乗っているだけでした。
右へ曲がりたい時は手綱を右へ、左は反対へ、止まるときは両手を引いて、といったレクチャーが始まりました。

本当に、かしこいトレジャーは、私のつたない指示にもちゃんと従ってくれました。ただ…
さすがに知能を持った動物、
馬ったらずる賢い!
前を行く先生に続き、指示をより的確にできるようになるべく、ポールでUターンさせたりわざと遠回りさせたりするのですが、トレジャーったら、とことんショートカットしようとしやがります。しかも、ポールギリギリまでポールを通る気満々で歩いていくのに直前でポールを通らないというフェイント。可愛いヤツめ!でもここで甘やかすと言うことを聞いてくれなくなってしまうので、持ち前の根性と馬もウンザリの粘りでなんとか面目は保つことはできました。多分。

「じゃあ、トレール行きましょうか」
ついに外乗り!
これから森の中を歩きます。
天気もいいし風も気持ちいいしわくわくが止まらないじゃないか。
でもやっぱり長くなったからまた次に書こう。
あ、先生そういえばまだこの鞭の説明聞いてません…

ゆる企6月は馬に乗るそして走る(完結)

ゆるゆる企画6月
「愛が溢れ過ぎた小玉、馬に乗る」

ここからは練習場を出て外を歩きます。
舗装道路を歩くとカポリカポリと蹄のいい音がする。
すぐ横を車が通っても悠然と歩くトレジャーはかっこよくて惚れそうです。

人の1歳は馬の3歳と聞いたことがあります。だとすると、トレジャーは63歳。お、大分先輩なのね。みえないけど。ツヤツヤだし。
なるほど、だからこの余裕なのか。
ふと、舗装された道路を車と一緒に歩く光景に、岐阜県の羽島市にある笠松競馬場を思い出す。
小さい頃に、並走する馬を車の中から見上げてたけど、当時の笠松競馬場ということは、あのスター馬とニアミスしたこともあったんだろうなぁ。

しばらく公道を歩いた後、田んぼのあぜ道へ進路を変更。
「小玉さん、こっから気をつけてくださいね〜」
あ、はい。
でも大丈夫、ちゃんと乗れてますよ?
「小玉さん、あやしいですから〜」
え、どこがですか?安定してますよー、余裕ですって、
「危険な動きしてますからね〜」
いやいや、ちょっとお待ちよ先生、
いたって穏やかですよほら。
見てください、私とトレジャーはもはや一体化したのひとつの生命体となって意思疎通をはか
ガッッ!!
なに⁈思いっきり引っ張られましたが…
「引いて引いて!」
え⁈何を⁈
「手綱を引いて!」
手綱の先を見ると、トレジャーがあぜ道の草を物凄い勢いで食んでいる!
なななんて力だ。
よっぽどお腹が減っていたのか…その貪り度合いにこのまま思う存分食べさせてやりたい衝動に駆られたが、先生曰く、このままにさせていると言うことを聞かなくなるようなので、
ごめんよ、全力でいかせてもらう…
ぐ…
が…
つ、強い!強すぎる!さすが全身筋肉!
63歳、衰え知らず!
先生、勝てる気が全くしませ…
「首に鞭入れてください」
鞭?あ、ずっと持たされてたコレ?
これをこう?
この先1時間弱の主導権が懸かっていたので、躊躇することなくトレジャーの首元にピシリと。
するとけっこうすんなりと言うことを聞いてくれました。
なるほどこの為かっ!
言っておいて先生ー!

トレジャーくん、
いや、トレジャーさん、
トレジャーおじさん、
おとなしそうな顔してやってくれるわね。
初乗馬で、穏やかな顔して実はずる賢い、食欲旺盛なおじちゃんとペアになるとはね。
トレジャーよ、ここからはもう容赦はせん。
人間を甘く見た罰だ私が乗っている間は二度と草を食めると思うなうはははさぁ歩け歩け、
なんだ耳など倒して反省でもしているのかふふん、可愛いヤツめ。可愛いヤツめ…かわいい///…。
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森の中を歩く。
今まで体験したことない高さで歩く。シンプルだけどとても不思議。
そして、森の中の小径は、ぬかるんでいたり、岩でできていたり、登りだったり下りだったり。そのたび、そっと歩いたり、足場を確かめながら歩いたり、一生懸命力を込めて歩いたり。またがっている背中から全部伝わってくるのが本当に愛おしく感動的で。しばらくぼうっと身を任せ…
「食べてますっ」
うぉっとトレジャー、そうでした。
森の中は緑一面。誘惑だらけでした。

「じゃあ、走ってみますか」
よし、いよいよ次のステージへ。
さ、先生、どんな姿勢でどう乗りましょうか
「じゃついてきてくださいねーー
あぁあここもノーレクチャーなのね。あぁあ走りだしたし、
あがががが
ごごご
おごごごごご
「はい、止まりましょうー」
…おぉ、
なるほど…。
普通に座っているのは無理ってことですね。
スピードよりもなによりも振動がすごい。
ここでようやく腰を浮かせたり沈めたりの乗り方をレクチャー。
でも、リズムとタイミングは馬によって全然違うのだそう。だからあとは馬にとことん合わせていく事を目標にとのこと。
確かに、恐る恐るだけど、その乗り方で走ってみると振動はそれほど気にならない。
だけど、トレジャーのリズムにバッチリ合っていない感じが、なんだか双方の負担になっている気がしてもどかしい。乗馬の奥深い部分ってここのところかしら。うん、これは難しいし楽しい!

何度か走っていると、たまに全くストレスを感じない瞬間がある。その瞬間は筋肉の負担をまったく感じなくなり、心なしかトレジャーの足運びも軽やかな感じがした。
この感覚、デジャブ…
いつだっけ…去年の冬くらい…
あ!
X-QUEST公演だ!
殺陣未熟者の小玉が、X-QUESTの殺陣魔人塩崎こうせいとタイマンでバトルするオープニングだ。
稽古中は、必死に師匠についていくのが精一杯で、一回通すとブラックアウト寸前くらいにまで疲労してしまって。
これで本番いけるのか…久々の不安と戦いながら、しかし師匠のすこぶる気の利いたアシストでなんとか仕上げての本番、変わらず全力で死ぬ気で挑んでいたのに、ある日のある回、まったく疲労を感じない瞬間があって。いつもと一緒なのに疲労しない!その上師匠の動きがいつもより見えるし優雅に感じる!
なんだったのかしらと師匠に尋ねてみたら、
「あのね、息が合ってるとね、全然疲れないんだよ」
へえええ!
メカラウロコ!

これだわ。
長くなったがこれだった。
師匠、あの時師匠と分かち合えたシンクロを、今、小玉は馬と成し得ております!
種を超えて分かち合った感じがします師匠ー!

そんなこんなで楽しい時間はあっという間。
お別れ前に、二人の記念写真を撮ってもらいました。
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見てこれ!トレジャーと同じ顔もといおんなじポーズしてる!
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ありがとうトレジャー。おじさんなんて言ってごめんね。
初乗馬があなたで本当に良かったよ。またね。

乗馬経験者のみんなに、次の日、下半身の筋肉痛に覚悟しなさいと脅されておりましたが、
下半身はそうでもない。しかし、なぜかどうにも右腕があがらず。
なぜだろうとよくよく思い出してみると、どうやら、道草トレジャーを全力で阻止しようとした時のもののよう。馬力って本当にすごいのね。
そして次はもっと走りたい!
風を、切りたい。
なので、また会いにこよう。
そして、数日後、母から送られたこの写真、
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私、初乗馬じゃなかったのねーー!!

ゆる企7月「山手線一周ウォーキング」詳細とお誘いについて

ゆるゆる企画7月号、
「山手線一周ウォーキング」
詳細とお誘いについて。

まったくゆるくない企画を立ち上げてしまいました。
この先、色々立て込んでいて無茶するなら今だ!のタイミングでしたので、
梅雨の時期にもかかわらず、ウォーキングもランニングもろくにしない体で挑みます。
過酷だろうけど、楽しみたい!

まぁ、初挑戦のため、詳細といってもこの通りいけるとは思ってません(^◇^;)。
あくまで目安ですが、こんな感じで行けたらなあと思っております。

▪️山手線一周ウォーキング
▪️新宿出発内回り(渋谷方向)
▪️7/18(土)7:00出発、目標12時間
▪️GoogleMAP最短距離ルート使用
▪️雨天の場合は翌19日に振替を考えていますが、なるべく18日に決行予定。両日雨または台風の場合は中止。

そしてそして、お誘い事項は次の通りです。
★区間ウォーキングしませんか?
★好きな区間で一緒にウォーキング。というか、励ましにきてください。
ただし、小玉ペースで歩かせてもらいます(#^.^#)
★各駅で写真を撮りますが、一緒に写ってもいい方は(そしてツイッター等でアップしても大丈夫)
是非一緒に撮りましょう。
★駅に到着毎に到着ツイートをします。そこから予想して合流しましょう。ゆるい!
以下、本当にあてにならないだろうけど区間スケジュールです。
※このどこかでちょいちょい休憩すると思います(^◇^;)

01.新宿ーーー07:00出発
02.代々木ーー07:10
03.原宿ーーー07:35
04.渋谷ーーー07:55
05.恵比寿ーー08:25
06.目黒ーーー08:55
07.五反田ーー09:15
08.大崎ーーー09:30
09.品川ーーー09:55
10.田町ーーー10:30
11.浜松町ーー10:55
12.新橋ーーー11:20
13.有楽町ーー11:40
14.東京ーーー11:55
15.神田ーーー12:15(休憩60分)
16.秋葉原ーー13:35
17.御徒町ーー13:55
18.上野ーーー14:10
19.鴬谷ーーー14:35
20.日暮里ーー15:00
21.西日暮里ー15:15
22.田端ーーー15:35
23.駒込ーーー16:00
24.巣鴨ーーー16:20
25.大塚ーーー16:40
26.池袋ーーー17:15
27.目白ーーー17:40
28.高田馬場ー18:00
29.新大久保ー18:30
30.新宿ーーー19:00

こんな感じでございます!参加希望の方は、当日、「小玉を探せ!」なノリで合流できるか否かも含め楽しんでいただければと思います。

事前に参加希望をお聞きしたりはしませんが、合流できた方にはなんだかゆるい参加ありがとうプレゼントを考えております。荷物にならない物なので本当にくだらないものが良いなあと思っております。

ではでは、まずは当日晴れる事を願って。
頑張ります!お待ちしております( ´ ▽ ` )ノ

ゆる企7月「山手線一周ウォーキング」全記録その1

ゆるゆる企画7月
「山手線一周ウォーキング」

なんと、無事、完歩しました!!

今も達成感でいっぱいです。
今回の企画について、たくさんの方から「ゆるくない!」とツッコミをいただきましたが、
私の中で「山手線一周ウォーキング」を「ゆるい」とカテゴライズすることで、
「大変だったらリタイアもあり」というようにハードルを低く設定したつもりでした。

でも、ま、無理でしたね。
代々受け継がれた「負けず嫌い」のDNAが「リタイア」スピリットを許してくれませんでした。
というか、本当に楽しかったし。
大変な局面もたくさんの激励で辛さ吹っ飛んだし。
たくさんのゲストウォーカーさんを「引っ張らねば」というリーダーの責任感も勝手に生まれてたし。
そして、陽射しが強くなってきたと思ったら曇ったり、
風が吹いてきたなと思ったら追い風だったり、
汗かいてきたなと思ったら雨が降ってきたり、
気持ちが少し落ちてきたなと思ったら虹が出たり。
本当に天気に恵まれてたし。

逆に、ゆるゆる企画という冠があったことで、気になるものがあったら寄り道したり、
変な写真撮ったり、休憩こまめにとったり、道を間違えてもイライラせずに済んだりできました。

これから、山手線一周全区間記録を簡単な思い出と共に綴っていこうと思います。
忘れてることもあるだろけどね。
なんせ13時間29駅だから。

超大作になるだろうけどなるべく完結に!
でも二回に分けます!
さぁ、行きます!

ゆるゆる企画7月
「山手線一周ウォーキング」
2015年7月18日
天気:くもり時々小雨
一周タイム/13時間20分
一周距離/49.2km
(事前予測/タイム:12時間、距離:34.5km)

<表示方法>ーーーーーーーーー
◆駅名/時刻(区間タイム)/距離(区間距離)
(事前予測/±区間タイム/±区間距離)
ーーーーーーーーーーーーーー
◆01.新宿/07:10出発
IMG_4656
ホチメン米山、山本の二人、寝坊もせずバッチリ合流。
気合いが伺える。
小玉は、ゴールが東口になると考え、一旦東口のコインロッカーに着替えを入れてから南口に集合するという用意周到振りをみせる。
この時点で「リタイア」の文字は小玉の脳みそから消えてました。

IMG_4657
小玉の背後霊(由稀さん演出)のように写っている区間ウォーキンガー由稀さん(ウォーカーではなく、あくまでもウォーキンガー)にプレゼントをもらってテンションマックス。
由稀さんはサンダルで参戦、素晴らしいゆるゆる参加スタイル。

◆02.代々木 / 07:20(10分)/ 0.8km(0.8km)
(事前予測/±0分/+0.1km)
IMG_4658
代々木駅まで近い!
始めの駅がこんなに近いと「こんなもんか」と舐めてしまいそう。
しかし、代々木を出たとたん坂道に。即座に考えを改める。

閑静な住宅街を歩く。
土曜日の朝だから余計に静か。
豪邸や不思議な事務所らしき建物見つけてはテンションが上がる4人。

◆03.原宿 / 07:40(20分)/ 2.8km(2.0km)
(事前予測比較/−5分/+0.5km)
IMG_4659
区間ウォーキンガーちいちいさん合流。
写真には写っていませんが、今回の企画でカメラマンを買って出てくれました。
この先の駅写真は、ちいちいさんが撮ってくれています。
本当にありがとうございました!

そしてここで…、
ホチメン米山、缶酎ハイ1本目購入!朝の8時ですよ。
どうなっても知りませんからと先を急ぐ。
果たして完歩までに何本の記録を作るのか…。
そして坂道!

◆04.渋谷 / 07:59(20分)/ 4.3km(1.5km)
(事前予測比較/±0分/+0.3km)
IMG_4660
渋谷…谷ね!なるほど。
坂道が多いわけです。
ここでスタートからご一緒していただいていた由稀さんとお別れ。

そしてしばらく歩いていると目の前に出現した巨大植物。
IMG_4661
え、これ街頭?素敵なんですけど!
電球は花びらの中にあるあの部分のみ。
その他の部分が大きすぎる!こういう気合いの入れ方、ホント好き。

◆05.恵比寿 / 08:23(25分)/ 6.2km(1.9km)
(事前予測比較/−5分/+0.3km)
IMG_4662
ゆるやかな下り坂が続いたせいか、この区間、
なんと予測タイムより5分早い。
予測距離より300m長いのに!

意気揚々と次へ出発。
した途端この坂道!
IMG_4663
この輪っかが敷き詰められた坂道、大抵かなりの角度を持っている。
この先、魔の輪っか坂道地獄が待ち受けているのを
まだこの時は知る由も無い一行であった。

◆06.目黒 / 08:55(30分)/ 8.5km(2.3km)
(事前予測比較/±0分/+0.8km)
IMG_4664
山本の顔が少し陰ってきた。
どうやらお腹が空いてきた様子。
まだ朝9時ですよ?
心配する間も無く、小さなカバンからパンを取り出す山本。流石だ。

目黒駅を出たあたりから陽射しが強くなってきた。
このまま晴れるとそれに比例して気温も…
持ち前の心配性で少し不安になっていると、
IMG_4665
この笑顔。
ありがとう!気をつけるよ!熱に負けない。どんと来い陽射し!
と思った途端、陰る空。
肩透かし。でもありがたや。

◆07.五反田 / 09:20(25分)/10km(1.5km)
(事前予測比較/+5分/+0.3km)
IMG_4666
小玉が降り立ったことが無い駅。
なんだか邪な異名を米山に教えられたが、聞き流す。

スタートからちょうど10km。
まだまだ元気なメンバー。

公園を見つけると、米山が顔を洗うため水場に行くので、
暇な私たちは、童心に帰り…
IMG_4667IMG_4670
童心に帰ってたのは小玉だけだった模様。

◆08.大崎 / 09:39(20分)/ 11.5km(1.5km)
(事前予測比較/+5分/+0.6km)
大崎到着!も、駅名の看板が地上に無い…
そして、目の前に立ちはだかる駅改札に続く上り階段…
歩くのはどこまでもウェルカムなメンバーも、階段でスッとテンションが下がる。
しかも、苦労して上ったのにかっこいい駅名看板が無い!
・・・ので仕方なくこの写真。
IMG_4674

気がつくと、駅ナカのうどん屋にふらふらと近づく山本、
そして何故か急に鼻水がとまらなくなった米山、
そんなバラバラになりかけたメンバーの元に現れた一人の男、
IMG_4676
ホチメン加藤だ!
稽古前にちょっとウォーミングアップになればとさわやかなモチベーションで、
さわやかな出で立ちの加藤。
この後、そのさわやかな笑顔が苦痛に歪むとも知らずにふふふ。

さ、出発です。
小玉がグーグルマップで検索した最短距離を行くため、
初めて地図検索を任される。
おまかせあれ。
もうシミュレーションはできてる。
さぁ、私の後をついてくるがいい。
IMG_4677
米山「おい!なんかぐるぐるしてるぞ!」
も、申し訳ありませんでした!!
検索はできるのですが、ご案内の方が…
品川駅以降、小玉がグーグルマップでルート検索することは一度も無かったという…。

何はともあれ、
大崎品川間は、小玉が検索した山手線の輪の中を突っ切るルートを選択。
しかし、なんとか無事に駅周辺を出られたと思ったら…
坂、坂、坂!
しかも、例の輪っか坂!
山手線の線路が、ここら辺りをぐるりと迂回するように作られているのはこのせいなのか…?
曲がり道を曲がっても輪っか坂!
ホチメン加藤、参加直後にこの顔。
IMG_4680
なんかもう笑っちゃう坂道。
楽しかったけど!

◆09.品川 / 10:13(30分)/ 14km(2.5km)
(事前予測比較/+5分/+0.5km)
IMG_4681
ひと駅だけ参加予定だったホチメン加藤が「あとひと駅」宣言。
いいねいいね。
しかし、次はなんと山手線最長区間!
米山は缶酎ハイチャージ!
小玉は携帯モバイルバッテリーチャージ!(早!)

品川からのルートは、ずーっと大通り沿い。
コンクリートジャングルの中、平地をひたすら歩く。
ビルまみれに飽きてきたのか、米山と山本は昼ごはんの話を始める。
なんだか二人共、それぞれのこだわりをぶつけあっていたが、
小玉はなんでも良かったので、スルーを決め込む。

加藤「ひとこと言わせてもらうけど、これ、全然ゆるくないよ…」
IMG_4683
ハイそうです。
ゆるいのは企画立案段階の覚悟で、企画はガチンコですハイ。
そんなツイートをしたところ、世間は起床のタイミングだったのか、
「えーっ徒歩で⁈」
「そうだゆるくないぞ大丈夫か⁈」
等の二度見リプライがたくさん届く。嬉しいね。

IMG_4682
歩道橋から東京タワー!

それにしてもまだ着かないか。
この品川田町間に駅を増やすかもしれないとのこと。
確かに。あってもおかしくない距離!

◆10.田町 / 10:50(40分)/ 18.8km(2.8km)
(事前予測比較/+5分/+0.6km)
IMG_4687
やっと着いた!!

ここで、稽古に向かうホチメン加藤とお別れ。
IMG_4688
バッチリ難所を味わう加藤、流石です。持ってる。

どうやらお腹が空いてきた山本と米山、
お昼ごはんの話し合いがヒートアップしてきた。
面倒な小玉は、ビル街を抜けて変わってきた風景を楽しむ。
IMG_4690
おお、屋形船。
そういえばこの辺りは、
高速道路やら電車やらの高架下、大小様々な川に架かる橋が多い。
高架下フェチの小玉にとっては、高架下の橋ってのはたまらんのです。

◆11.浜松町 / 11:25(35分)/ 18.5km(1.7km)
(事前予測比較/+10分/+0.2km)
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ようやくお昼ごはんの決着が着いた。
東京か有楽町辺りでカレーに決定。
…普通!
あんだけ揉めておいて!

いや、奥深いけどカレー。もちろんカレーでいいけど。

東京駅が近づいてきたからか、
山手線と並走する電車の種類が増えてきた。
新幹線やらゆりかもめやら。
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モノレールって、下から見るとかなりの高い所を走ってるのね。
歩道に沿って生えてる木が若い。この辺りは新しい町なのかしらね。
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◆12.新橋 / 11:50(25分)/ 21km(2.5km)
(事前予測比較/±0分/+1.0km)
IMG_4702
新橋と言えばやっぱりSL広場。
ここで、区間ウォーキンガー成瀬さんとおはるさん合流!
こうしてメンバーは6人に。
だんだんにぎやかになってきました。

新橋を出てからは、山手線沿いを歩く。
高架を支える赤レンガの色合いにものすごく歴史を感じる。
高架下には、転々と居酒屋が入ってて、これまた歴史を感じる素敵な佇まい。
反対側を見ると、警察車両の少し向こう側に国会議事堂。
IMG_4703
これだけ離れるともうこんなに静かなのかとぼぅっと考えていると、
「小玉さん、コレ!コレ!」
突然みんなに呼ばれて、促されるままにそこに行き、こうなる。
IMG_4705
気持ちワル!!
こういうの劇的に似合わない。が、
見せ物には成り得てるなぁと満足。
おもしろいじゃないの。

◆13.有楽町 / 12:10(20分)/ 22.5km(1.5km)
(事前予測比較/±0分/+0.4km)
有楽町駅まであと20m、
駅の方で、見慣れたピンク色と見慣れたTシャツデザインが目に飛び込んできた。
逆鱗アンドロイドの仮チラシをうちわに貼った区間ウォーキンガーさとみんさんと
クリエイタアズ☆ハイのTシャツを装備した、こちらも区間ウォーキンガーねころじすとさん。
ナイスコーデ!
そして、新橋からご一緒したおはるさんとはここでお別れ。
IMG_4706

お昼時、いよいよ街中は人で溢れてきた。
ランチタイムはそこかしこのお店からいい匂いがただよってくる。
いよいよ空腹度合いが限界値に達する新宿スタートメンバー、先を急ぐ。

◆14.東京 / 12:30(20分)/ 24km(1.5km)
(事前予測比較/+5分/+0.7km)
IMG_4711
東京駅到着!!
山手線駅数からすると、だいたい真ん中。
半分か…。まだまだ元気だ。
これはいけるぞ。

やはり東京駅、写真がかっこよくなる。しかし、完全におのぼりさんだなこれは。
そこにホチキス衣装タニノルミコよりメールが。
「近くにいるから迎えに来て」
なんて横柄な。渋々、教えられた場所に行ってみると、
IMG_4713
丸の内セレブよろしく、オープンカフェでランチタイムを楽しんでいるタニノルミコが。
「休日は、丸の内のオシャレカフェでランチなのっていう雰囲気で写真撮って!」
面白すぎだから衣装さん。
ホチキスにどっぷりつかっているおかげで、
だいぶホチキスカラーの強いキャラになってきたタニノルミコ。
今後がしんぱ…いや楽しみだ(笑)。

そして空腹限界突破した米山、「もうここで飯食う!」と座り込む。
いいけど…
…カレーは?
あんだけ山本と揉めてお店を決めたんでしょ(笑)?

IMG_4715
カレーに似てるということでハヤシライス。
カレーじゃないけど、
今日ほど「カレーは飲み物だ」と思った日はなかった。
一瞬で完食。ご馳走様。

IMG_4718
休憩中に、ホチメン松本が合流。
まるで図書館帰りのようなラフな出で立ち。
この男・・・舐めているな・・・
何はともあれ、さぁ出発!

と、
ここで「山手線一周ウォーキング第一弾」は終わり!
つ、疲れた・・・、当日より疲れるわ!
でも記憶が定かのうちに第二弾更新します。ひ〜。

ゆる企7月「山手線一周ウォーキング」全記録その2(完結!)

◆15.神田 / 13:50(20分)/ 28km(2.0km)
(事前予測比較/±0分/+0.7km)
東京駅を出発した途端、空気が湿り始め、ポツリポツリと…
ホチメン松本が、なんてこった雨を連れて来た。
確かに台風の影響で、今日はまだ不安定な天気予報。雷注意報なんて噂あったし、
…このまま荒れたらゴール断念なんてことも…
とドキドキしていたが、しばらく経ってもポツリポツリ小雨程度。
逆にポツポツと降る雨は熱を持った筋肉には心地良く。
結局、恵みの雨ってことで有り難がるメンバー。

そして、この辺りも小玉好物の高架下がわんさか。
IMG_4720
古い橋を復刻しているのだそう。わくわく。

IMG_4722
この佇まい、たまらない。わくわく。

IMG_4724
駅も高架下!細長くてスタイリッシュ。
駅降りたことはないけど、ホームは年季入っているイメージだったから、なんだか新鮮。

駅を抜けるとすぐに現れた魅惑の高架下ロード。
IMG_4725
え、ここを歩くんですか?
イヤーっ素敵!
不思議なお店が連なる高架下ロード。この暗さがまたいい感じ。
古い高架の柱と柱の間部分、トンネルみたいにスコーンと抜けている部分があって、
小玉、たまらず入る。
IMG_4727
写真、小玉の両手の先にある、窪みの部分に何やら怪しげなものが詰め込んであり、
色んな想像をしてしまった。
IMG_4729
うわー、これ見てかっこいい!!

…今思うと、ここら辺り、みんな静かだった気がする…(^◇^;)

◆16.秋葉原 / 14:15(25分)/ 29.4km(1.4km)
(事前予測比較/+5分/+0.7km)
IMG_4732
IMG_4730IMG_4731
やってきました秋葉原!
賑やかさとキラキラとギラギラと、もうごった煮な街の出現に、
みんなどっかしらの琴線をひっかかれ、元気を取り戻したようだ。

秋葉原を出て、線路沿いを歩く。
とたんに香ばしいにおいが…
その香りの先を追ってみると、
「B級グルメイベント開催中」のノボリが高架下に沿って延々立っており、屋台がずらり。
お昼食べたばかりだけど、
午前中で消費したカロリーが、ハヤシライスで摂取したカロリーに追いついていない為、
自然と足が屋台に引き寄せられるメンバー。
いけないいけない、スケジュールが少し押してるんだった。
シロコロホルモンに手が伸びるのをぐっと我慢して歩く。
あれ?メンバーが足りない…
山本と米山がいない!
まずい、米山はビールだからすぐ戻ってくるだろう、
しかし山本はまずい。
小玉の頭の中に企画参戦を決めた時の山本の言葉がちらつく。
「お腹が空いたらリタイア」
ここなのか山本さん!さよならも言わずにお別れだなんて寂しすぎるじゃないか!
半分以上一緒にがんばってきたのに…
屋台ロード入り口付近で子犬のような目をした男がこちらを見ている…
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「ねぇ、寄ってかない?」
山本だ!
寄りません!行きますよ!
どうやら山本の頭からも「リタイア」の文字は消えていたようだ。
たった三人の新宿スタートメンバー、がんばろうじゃないの。

香ばしい高架下を抜けると、またなんだか賑やかな高架下。
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2k540
そうか、御徒町にあるって聞いてたけどここだったのか。
様々なアーティストが小さなお店を持ち、作品を販売している魅惑的なエリア。
ずっと来たかった場所だったが、やはり長居はできない。今度ゆっくり来ようと心に決めて、
雰囲気だけ味わいながら歩く。
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誘惑を振り切って高架下を抜ける。
みんな一様に寄り道欲を振り切ってきたのかちょっと寂しそうだ。
ん?
またメンバーが足りない!
…そうか、しまった!
彼女にとってはこのエリア、確かに刺激が強すぎる。
衣装クリエイターのタニノルミコがいない!
しばらく待っても来る気配が無い、
しょうがなく電話をしてみると、
名残惜しそうな「今行く〜」の返事。
「ここでリタイアもありかな」と思うほど心揺さ振られたのだそう。
ごめんよ、でも一緒にゴールしたかったんだ。

◆17.御徒町 / 14:35(20分)/ 31.5km(2.0km)
(事前予測比較/±0分/+1.0km)
IMG_4744
雨は依然としてパラパラと降り続いている。
先を急ぐぞと歩き始めた途端、
前方に人だかりが。
アメ横だ!
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ここを突っ切るぞ!
連休初日のアメ横は、雨にもかかわらずものすごい人。
「みんな、赤いウィンドブレーカーを目指して進め!」
今日、小玉が真っ赤なのは、とにかく目立つ為。
合流する人が見つけやすいように、
人混みの中で目立つように、疲れてきたら元気になれるように。

ただの人混みではなく、これでもかという誘惑の応酬。
大きいエビに引き寄せられる米山、靴屋に後ろ髪を引かれる小玉、
みんなあらゆる誘惑を振り切ってアメ横を抜けた。
なんだか、ここ2駅くらい誘惑を振り切ってばかりだったので、
メンバー全員、ほんのり悟りを開いた気分。

◆18.上野 / 14:52(15分)/ 32.1km(0.6km)
(事前予測比較/±0分/±0km)
IMG_4752
とうとう上野までやってきた。
みんなまだこの余裕の表情。
一方、写真に写っていない米山は、上野公園入口のベンチに横になっていた。
ついに疲労でダウンか?
いやいや、ただの酔っ払い(軽度)です。
ほら立ちなさい、さぁ行きますよ。

ここからは、なだらかだけど延々登り坂。
ちょっと息が上がり始めた私たちを遠くの方からスカイツリーが応援。
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上野公園周りは緑が多くて気持ちがいい。
そんな癒しのグリーンの中、突如現れたオレンジに光る巨大物。
IMG_4754
ロケットランチャー。
なぜいきなり。まぁかっこいいけど。
そして右を向けば、
IMG_4755
日本鳩レース協会。
私たち、いつの間にか不思議ゾーンに突入したもよう。
空も怪しげな感じ。
IMG_4757
大きなカラスに導かれ、私たちはあのエリアへ。

◆19.鴬谷 / 15:10(20分)/ 33.7km(1.6km)
(事前予測比較/+5分/+0.5km)
IMG_4763
なんだか可愛らしい駅舎。
小玉、ここで初めて到着ツイートを忘れる。ちょっと疲れてきたのだろうか。

坂を下りると目の前に広がる色とりどりの建物。
私たちはこの中を突っ切る。
だってグーグルが示すから。
IMG_4767
細い路地を全く不釣り合いな団体が入口のビラビラをはためかせながら闊歩する。
心は、すれ違う皆様に後ろめたさを感じつつ。

煌びやかを抜けた途端、目の前に飛び込んできた芸術作品。
IMG_4769
す、すごい。
少し離れたところから、職人さんが出来映えを確認していた。
思わず、「すごいですねぇ!」と話しかけてしまう。
まぁもちろん、「これはアレですか?」とは聞けなかったけど。

一方、先頭集団が何やら塊になっている。
「オーケー、レッツゴー!」
英語⁈
米山、見知らぬ親子を引き連れてぐいぐい先を進む。
IMG_4773
どうやら、道に迷っていた親子(フロム台湾)を近くの目的地に連れていくことになった模様。
片言の英語でガンガン話しかける米山。
もちろん私たちのことは説明はしていないだろう。
何の団体だと思われたろうなぁ。
一時、インターナショナルな団体となった私たち。
米山のミステイク(地図が悪いと言い訳していたが)により、
親子をちょっと余分に連れまわしてしまったが、無事に目的地へご案内完了。
せっかくなので参加賞のゆるゆるしおりをプレゼント。
はっ、にくQさん、どさくさに紛れて台湾デビュー。

もうそろそろ駅というところで、
どデカイのれんに出くわす。
「羽二重」
お団子屋さん?
風格のある店構え、簡単に中に入れない空気を漂わせている。
そこに現れたグルメ味皇山本、男らしく「たのもう!」とのれんをくぐる。
興味津々の小玉、そんな山本の背中にくっついて中に入る。

中の喫茶スペースもまぁなんとも高級感漂う雰囲気。
おだんご一本270円⁈
小玉、一気に怯む。が、山本ここでぐいっとカウンターに近寄り、
「焼きと漉し餡一本づつ!」
おぉ、かっこいいぞ山本。

戦利品を片手に帰還する山本。メンバー一同賞賛。
記念写真の嵐だ。
それを見て黙っていないのが米山。
自分より目立つ山本に我慢ができず、
店の中へ。
またここで時間を食ってしまうじゃない。初めから二人で入っていれば…
…店から出てきた米山が手に持っていたのは…
数本の焼き団子!
「んっ!」(団子をぐいっとメンバーに突き出す)
そう来たか米山さん!
突然の米山の団グイにより、メンバーが胸キュンしたかどうかは定かではないが、
株を上げたのは確か。
IMG_4780
いただきます!

◆20.日暮里 / 15:45(35分)/ 36km(2.3km)
(事前予測比較/+10分/+1.2km)
IMG_4782
区間ウォーキンガー美月さん親子、お二人で合流。
IMG_4783
差し入れまで!ありがとうございます!そして、小さなイケメンの登場に、
さっきまで米山さんに向いていた矢印が一気に方向を変える。
まぁ、しょうがない。
かくして、メンバーにベビーカーが加わるというなんとも癒し系な団体となる私たち。

初めての踏切を渡る。
IMG_4784
こうしてみると、東京の電車はほとんど高架を走ってるのね。
もちろんその方が安全だし、渋滞も無いしなのだけど、こうやって間近で電車が走るのを見ると、やっぱり迫力があってかっこいいなぁと思う。
与えられたレールを走るって、あんまりいい例えとして使われないけど、
「自分だけに与えられた専用の道」って考えると、
他のことを考えず自分の力を最大限に発揮できる専用線のような感じがして、私は憧れる。
なんて、ポエティックになってみたりしたのは、
もうそろそろ夕方、そんな時間だったからかしら。

◆21.西日暮里 / 16:10(25分)/ 37km(1.0km)
(事前予測比較/+10分/+0.5km)
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名残惜しいけど、イケメンとママはここでおつかれさま。
プレゼントしたしおりをとても気に入ってくれたみたい。嬉しいね。
そして、区間ウォーキンガーしのぶさん参戦!

この辺りは、ホントに見知らぬ町。
もう一生、ここに来ないかもしれないと思うと、
なんだかすごく特別な時間を過ごしている気がしてくる。
相変わらず、ナゾの巨大建造物をみつけてはカメラに収める小玉。
IMG_4792

◆22.田端 / 16:35(25分)/ 38km(1.0km)
(事前予測比較/+5分/+0.2km)
IMG_4796
田端駅、この駅も降りたことはないけど、
王子小劇場へ行く途中の乗り換えにかなりお世話になっている。

あいも変わらず米山さんは、気づくと片手に缶ビールか缶酎ハイを持っている。
雨は相変わらずポツリポツリと落ちてくる。

◆23.駒込 / 17:01(25分)/ 39.9km(1.9km)
(事前予測比較/±0分/+0.3km)
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西日暮里から、緩やかに登ってきた坂、田端越えたくらいから今度はなだらかな下り坂。
その先に駒込駅。なんだか少し人通りが多くなってきたかな?

みんな、不思議なものを見つける目が養われてきたのか、
こんなお店を見つける。
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将棋盤専門のお店。
コア過ぎでしよ。
みんな興味津々で集まっちゃってるし。
平均4〜5万円。けっこうお高いものなのね。

そしてやっぱりパネルものに弱い小玉さん。
小さい子が珍しそうにこちらを見ている。
ならば中途半端は許されない。
で、この顔。
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我ながら、イイ大人に育ったものだ。。。

◆24.巣鴨 / 17:23(25分)/ 40.9km(1.0km)
(事前予測比較/+5分/+0.3km)
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ザッ!!
ずいぶん一緒に歩いたからか、
メンバーにはいつの間にか団結力が生まれていた。
見よ、この美しい隊形。
もう、何も怖くないぞ。
相変わらず米山は写っていないが。。。

巣鴨の駅では櫓が建っており、その周りを屋台がぐるりと囲む。
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そんな時期ね。
ただね、こういうところに10分15分程とどまっているとね、
ほら、
山本の右手にはチョコバナナ。
松本の右手には焼きそば。
言わんこっちゃない。
さぁ、行きますよ!

◆25.大塚 / 17:50(25分)/ 42.5km(1.5km)
(事前予測比較/+5分/+0.4km)
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ザザッ!
美しい。
そこへ自転車で颯爽と現れる美しい女。役者仲間の林有美だ!
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ツイッターを見てくれてて、レッスンとレッスンの間に寄ってみたのだそう。
レッスンとレッスンの間って…バイタリティ凄いな。
今日に限っては、人の事は言えないが。

大塚駅。次は、池袋。
池袋が射程距離に入った。
これ、行ける。行けてしまう!
体も全然大丈夫!
精神はむしろハイ!
ただ、お腹が減っている。。。
ツイッターで情報をいただいた、有名なおにぎり屋が近くにあるということで、
向かってみると…
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すごい人!
こりゃ無理だ。
食べられないと分かった途端、余計にお腹が空く。
米欲が半端なくなったメンバー。
それぞれの頭の中に様々な米料理を描きつつ、出発。

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ビルの合間から夕焼けが。
雨が上がりそう。
そしてだんだん見慣れた道、見慣れた町。
そして美しい高架下(ジャンクションバージョン)。
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いよいよ、ビッグステーション!

◆26.池袋 / 18:30(40分)/ 45.1km(2.6km)
(事前予測比較/+5分/+0.8km)
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池袋ー!!

すごい人!
土曜日の18:30、池袋駅は買い物帰りの人、これから街へ繰り出す人でごった返す。
ここで、区間ウォーキンガーしなもんさんとぽんさん合流!
更に、ホチキス共演者、そしてホチキス毎公演のテーマソング録音時はいつもディーバとして召喚されるまーぼーも合流!
こうやって駅に着くと合流してくれる有志のおかげで、ずっと元気を保っていられた気がする。
我ながら良い企画だと自画自賛。

周りがざわめく。
なんだろう、みんな同じ方向を見ている…、
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虹だー!!
なんてことだ!
今日の天気、空気読みすぎ!

そして更に、たくさんのスポーツドリンクが入った重たい袋を引っさげて応援に来てくれた女神、
そしてそして、あの人混みの中、頑張って私たちを見つけてくれて激励の言葉をくれた女神、
これでもかというクライマックス感。
クライマックス感…?
確かに、ドラマチックな虹が出たあと、陽は落ちてきて、1日の終わりを告げる夕焼けが広がり、
空はクライマックス感を十分演出してくれている。
しかし、小玉はどうだ、
元気だ。テンションも高い。
これではクライマックス感を演出できていない。
もっとアレだ、
この時期のテレビ特番のような、
サ⚫️イの似合う小玉にならないと!
高いテンションのおかげで、過剰な演出欲に駆り立てられた小玉。
どうなることやら。。。

◆27.目白 / 19:05(35分) / 47.6km(1.5km)
(事前予測比較/+10分/+0.3km)
め、目白駅・・・到着!!
池袋出たあたりから、足に激痛を覚え、まともに歩けなくなった小玉、
池袋から参加のディーバに肩を借り、耳元で全力のレリゴーを歌ってもらい気持ちを奮い立たせ、
ようやくたどり着いた。
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しかしここで、ディーバまーぼーとお別れ。
そして、しのぶさんともお別れ。
駅到着写真を撮影する為に駅改札に、一人でよろよろと向かう。
ふらりと倒れそうになった瞬間、ガッと両肩を掴まれる。
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衣装のタニノルミコと区間ウォーキンガーのぽんさん。
そうね、ここで倒れるわけにはいかない。
私には、みんなを新宿駅に連れて行くという使命がある。
そして、その使命があるから頑張れる。
さぁ、歩み出そう。
…と、いうテイ。

◆28.高田馬場 / 19:30(25分)/ 49km(1.4km)
(事前予測比較/+5分/+0.5km)
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た、たかだ…のばば駅到着!
痛めた足は、もうほぼ感覚を失い、
歩いているのか止まっているのか分からない。
足がふらりとよろける度、誰かが私を支え、そして励ましの言葉をかけてくれる。
私はまだまだ行ける。
だって私の足はもはや二本だけではないのだから。
さぁ、いくぞみんな!
…というテイ。

◆29.新大久保 / 20:00(30分)/ 51km(2.0km)
(事前予測比較/±0分/+0.6km)
新…新…しんじ…いや、新大久保駅到着!
もはや立っているのもやっと、
そんな小玉の体を全員が支えてようやく駅到着写真を撮影。
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音響の田島さん!迎えに来てくれたのね!ありがとう!
小玉は、小玉は生きてます!

そしてみんな、何を手に持っているの?
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か、かわいい!
新大久保駅から参加の区間ウォーキンガーシオタさんが描いてくれた応援フラッグ!
にくQさんと米山もいる!
そして始まるサ⚫️イの大合唱。
いつか帰る〜、いつか帰る〜、
きっと、帰るから〜〜
…というテイ。

ありがとうありがとう!
ラスト一駅、さぁ、行こう!

◆30.新宿 / 20:30(30分)/ 52.4km(1.4km)
(事前予測比較/±0分/+0.1km)
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ついに、ついに新宿駅到着!!
もう、完全に動かなくなった足は…
というテイは、すっかり忘れ、
全員で喜びを分かち合う。
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みんな、よくがんばった!!

ゴールした直後はあんまり実感が無かったけど、
起動し続けていたランニングアプリのこの結果を見て、感動。
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ちゃんと一周してる!
アプリ計測の52.4キロは、あとから詳細を観てみたら誤差はあったものの、
約49キロ!
たいしたもんだ!

そして、参加者全員にゆるゆるしおりをお渡しし、
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興奮冷めやらぬ中、
解散!!
本当に本当にお疲れ様でした!

いや〜、あのね・・・
楽しかった!!
天候やら、体調やら、靴やら、仲間やら、
常に最高の状態を保っていたから、そんな簡単には言ってはいけないのだろうけど、
山手線一周ウォーキング、おすすめです!!

そして、超大作にもほどがある・・・
まとめを書くのに1週間!
でも、ちゃんと残しておきたかったから。
ここまでおつきあい、本当にありがとうございました!
また、おかしな思いつきをしたら、おもしろがってお付き合い頂けたら嬉しいです!
それでは、おやすみなさい!
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